アクション
世の中には、劇場公開時にリアルタイムだったファンには記憶されてるものの、その後の世代には「それ何ですか?」的な扱いを受けてるものがあります。 今回、レビューする「ハイランダー 悪魔の戦士」(1986)はまさにそんな作品。 主演は、この頃旬だったク…
シルベスター・スタローンのフィルモグラフィ~の埋もれた一本「オーバー・ザ・トップ」(1987)。 この映画が公開されたのは、彼の代表作「ランボー」と「ロッキー」シリーズが最初の終盤に差し掛かっていた頃です。 (「ランボー3/怒りのアフガン」が1988…
何度も同じことを書いてますが、僕が子供の頃の岐阜は二本立てが当たり前。映画館の数は少なくなかったと思いますが(1980年代は岐阜市の中心地に10館ぐらいありました)、それでも地方ってことで二本立てで、かなりの数の映画を公開してました。 ただ二本立…
日本の代表的カルト映画の一つ、「爆裂都市 BURST CITY」(1982)。 日本のカルト映画ファンなら、マストアイテムの一つじゃないでしょうか。 僕も学生の時に初めて見てから、今回で三回目か四回目ですが、見る度に良さ(?)が分かってきました。 そんな伝説…
知る人ぞ知る、昭和の男気マンガの実写化、それが今回見た「男組」(1975)。 原作は全25巻の長編で、主人公を中心に正義を貫こうとする若者たちの物語。 中学生の時に、遊びに行った兄の仕事場に全巻あって、むさぼるように読みました。 まだ実家には全巻あ…
「昭和の妖しい映画」という看板を掲げいて、この映画を素通りすることは出来ません。 中二病の心を熱く燃やした映画。 それが「デスレース2000年」(1975製作/1977日本公開)。 70年代B級娯楽作の金字塔(?) 勿論、カルト映画です。 しかし同じカルト映画…
カルト映画として頻繁に取り上げられる日本映画の一本。 それが千葉真一さん主演の「直撃!地獄拳」(1974) 何度聞いても凄まじいタイトルです。 なかなか見る機会がなかったんですが、先日プライムセールで東映チャンネルのサブスクが2か月間だけ79円だっ…
70年代後半に突如火が付いたスーパーカーブームって、みなさん知ってますか? 子供たちの間で、フェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニ等の高級スーパースポーツカーが爆発的な人気となった現象です。 スーパーカーの写真集やカードは勿論のこと、エンジン音…
サム・ペキンパー監督の遺作「バイオレント・サタデー」(1983制作/1984日本公開) 初公開時は、柳ヶ瀬のロイヤル劇場で見たと思うんだけど、併映が何だったかまで覚えてません。 とにかく話がチンプンカンプン。 スパイ物っぽいんだけど、さっぱり分かりま…
シルベスター・スタローンって、時々、イメージチェンジを狙うフシがありました。 ただの人の良いタフガイから、ちょっとお笑いが入ってたり、インテリだったり、SFだったり。 刑事・警察ものだけでも、「ナイトホークス」(1981)の変装が得意な捜査官、「…
「ゴルゴ13」って僕の世代のマンガ好きなら一度は通ってるんじゃないんでしょうか。 うちも兄が集めていて、中高校生の頃によく読んでました。 ちょっとエッチな場面もあったし。 昭和な喫茶店や食堂に置いてあることも多かったですね。(今でも時折見かける…
「女囚701号/サソリ」(1972)は、正確には僕の世代の映画ではありません。 映画ヲタクになって、この映画のカルト的な人気を知りました。 クエンティン・タランティーノがこの映画の熱狂的なファンで、この映画の主題歌を「キル・ビル vol1」(2003)で使っ…
男の美学とバイオレンス。 中二病ってそういうの好きですよね。 当然、僕も憧れました。 男の美学とバイオレンスにまみれた映画と言えば、サム・ペキンパー。 だから僕の世代の男の子の映画ファンって、一度はサム・ペキンパーに憧れるんじゃないんでしょう…
戦争映画って大体、第二次世界大戦とかベトナム戦争とか、実際にあった戦争を舞台にしたものが多いと思うんですが、たまに傭兵が描かれる映画が作られます。 中学生~高校生ぐらいって、そういう傭兵がカッコいいっていう中二病的な発想になる年頃。 そんな…
「ガントレット」(1977)はクリントン・イーストウッド主演・監督の刑事ドラマ。 「ダーティー・ハリー3」(1976)の翌年で、ダーティー・ハリー人気も一段落した頃です。 当時はやたら派手な銃撃戦が全面に押し出されてました。 初公開時に劇場で見たんで…
前回の「嗚呼!!花の応援団」(1976)に続いて、マンガ映画をレビューします。 それはあのルパン三世。 小栗旬さんが実写化(「ルパン三世」(2014)より40年前に実写化されてたんですね。 それが今回レビューする「ルパン三世 念力珍作戦」(1974)。 製作…
1970~80年代、バート・レイノルズと言えば、タフガイの代名詞。どんな逆境でも余裕でギャグをかますような爽快キャラが得意で、話題作によく出ていました。 彼はちょこちょこ監督もやってるんです。 監督第3作目が今回レビューする「シャーキーズ・マシーン…
1980年に突如として一部の雑誌で祭り上げられたアクション映画。 それがジェームス・グリッケンハウス監督の「エクスタミネーター」(1980)。 有名な俳優も出ていないということで、21世紀には「忘れられた作品」になってしまいましたが、昭和の時代にアク…
SF映画ブームの中、公開されたトラック映画「コンボイ」(1978)。 監督はバイオレンスの美学で有名なサム・ペキンパー。 主演は当時、俳優として大人気だったクリス・クリストファーソン(本職は歌手)。 宣伝にも力が入っていて、TVでCMが頻繁に流れてまし…
小学校の時に「スーパーカーブーム」がやってきました。 70年代後半のことです。 本当に鮮烈な体験でした。 勿論「サーキットの狼」は読んでましたし、スーパーカー消しゴムも集めてました。 その頃、定期的にTVで放送されていた映画が「バニシング in 60」…
ジェームス・グリッケンハウスって名前を聞いて、「おー懐かしい」と思う人は相当のヲタクです。 そんな彼の隠れた名作(?)が「ザ・ソルジャー」(1982)。 大昔に劇場で見た時は面白かったんですが、今見るとどうでしょうか? (あらすじ) アメリカで核…
中学生ぐらいまで一人で映画館には行けませんでした。 また当時は家庭にビデオなんてなく、当然レンタルビデオもサブスクもありません。 だからその頃の映画の主戦場は「日曜洋画劇場」や「水曜ロードショー」といったTVでした。 話題の映画が放送された翌日…
クリント・イーストウッド監督・主演の軍事アクションドラマ「ファイヤーフォックス」(1982) 当時、本国では結構ヒットしたらしい(当時のイーストウッド主演映画の最高興行収入だとか)ですが、彼の映画の中では異色扱いされ、マニア以外に取り上げられる…
経験則として、トンデモ映画が一番発生し易いのはSF映画である。 それは中学生レベルの脳みそが最も思いつく、(自分たちだけが)心躍るストーリーを思いつく主なジャンルがSFだからではないだろうか。 そんなわけで今回、思い出すのは「メガフォース」(198…