サスペンス
超ベストセラーホラー作家、スティーブン・キング。 本の売り上げだけでなく、出す小説が全て映画化されてるんじゃないか?って思うほど彼の本が原作の映画はたくさんあります。 その中には処女作「キャリー」(1976)を始め、「シャイニング」(1980)、「…
映画を見てトラウマになることがあります。 僕にとって、封切りの時に見た「イレイザーヘッド」(1977)や「ゾンビ」(1978)はそれに当たります。 今回レビューする「世にも怪奇な物語」(1968)もそんな一本。 小学校低学年の時に、祖母の家の板の間に寝転…
今回は前回のダン・オバノンつながりで。 取り上げるのは子供の時に見たくて、見たくて仕方がなかったゾンビ映画「ゾンゲリア」(1981)。 本当に見たくて、見たくて仕方なかったんですよ。 だって脚本はあのダン・オバノン。 有名な、看護婦が包帯グルグル…
アラン・ドロンが亡くなりましたね(8月18日)。 昭和の時代では他のスターと一線を画してました。 特に僕の親の世代には、世紀の二枚目として絶大な人気を博してました。 そんな大スター、アラン・ドロンですが、僕が劇場に通い始めた頃には、人気もピークを…
公開当時、新感覚のホラー映画として宣伝された「ファンタズム」(1979) SF/ホラー映画にどっぷりつかっていた当時の僕は、当然劇場に足を運びました。 場所は今も昭和の繁華街・柳ヶ瀬で唯一、昭和の時代から生き残っているロイヤル劇場。(今は名画座) …
子供の頃からケネディ大統領の暗殺は、オズワルドの単独犯ではなく、巨大な反ケネディ派による組織暗殺だった、っていう話はありました。 今でもいろんな人がオズワルド単独犯説には懐疑的で、オリバー・ストーン監督も「JFK」(1991)という映画で単独犯説…
超超有名なカルト映画。 その名は「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」(1969)。 僕は、25年ぐらい前にフリーマーケットで売られていた怪しげなビデオを買って、この映画を見ました。 何故なら当時は全くソフト化されおらず、視聴不可能な封印作品と言われてた…
「普通の人々」(1980)でアカデミー助演賞を取り、当時勢いのあったティモシー・ハットンと、俳優として上り調子になってきたショーン・ペンの共演作。 実話に基づいた社会派ドラマ「コードネームはファルコン」(1985)。 これも初めて見たのは映画公開か…
ホラー映画が流行った80年代、ガチで怖がらせるホラーじゃなくて、「バタリアン」(1985)みたいに笑えるホラーや家族で楽しめるホラーなんていうのも出てきました。 今回レビューする「フライトナイト」(1985)はそんな一本。 青春ドラマ風の吸血鬼モノ。 …
クーデターって、独特のゾクゾクする緊張感がありますよね。 日本を舞台にしたクーデターを扱った映画がありました。 それが「皇帝のいない八月」(1978)。 日本映画の中でもとりわけ強く印象に残っています。 最初に見たのはTV。 偶然後半を見たんですが、…
最近続いてる70年代サスペンス佳作シリーズ。 僕の世代の映画好きには幻の一本として記憶されてるのが「ブラック・サンデー」(1977製作/日本未公開)。 テロを扱った映画だったからか、謎の過激派組織からの上映中止の脅迫状が原因で、公開が取り止めになっ…
サム・ペキンパー監督の遺作「バイオレント・サタデー」(1983制作/1984日本公開) 初公開時は、柳ヶ瀬のロイヤル劇場で見たと思うんだけど、併映が何だったかまで覚えてません。 とにかく話がチンプンカンプン。 スパイ物っぽいんだけど、さっぱり分かりま…
ちょっと前にレビューした「ジェット・ローラー・コースター」(1977)と同じく、70年代によくあった渋いサスペンス娯楽作「原子力潜水艦浮上せず」(1978)。 とっても直球なタイトルです。 初公開時に岐阜のピカデリーという劇場で見たんですが、とっても…
きっとこうなるだろうなぁ、という展開がそのまま起こる映画、「処刑ライダー」(1986製作/1987日本公開)。 名前はオドロオドロしいですが、結構軽い映画です。 劇場公開前のプレビュー上映で見たんですが、その時の印象は・・・ 「箸にも棒にもかからない…
70年代って小作品だけど、良質なサスペンス作品が多かった気がします。 大スターを使うわけではなく、内容で勝負するような作品ですね。 そんな一本が今回レビューする「ジェット・ローラー・コースター」(1977)。 劇場では見ていませんが、中学生か高校生…
登場人物の少ない密室ミステリーって、面白いですよね。 登場人物が少ない分、それぞれのキャラがはっきり分かるし、人間関係の描き方も濃密になります。 そんな期待をしちゃうのが「デストラップ 死の罠」(1982年製作/1983年公開)。 有名舞台の映画化だそ…
「サスペリア」(1977)のダリオ・アルジェント監督のサスペンス映画「サスペリアPART2」(1975) 「ダリオ・アルジェント監督の最高傑作」と評する人もいるほどの作品です。 初公開時に劇場で見た時は、残酷シーンばっかり記憶に残って肝心な話がさっぱり残…
子供の頃にテレビで見て、かっこいい!と思った映画の一本が「風とライオン」(1975製作/1976日本公開)。 ショーン・コネリーがアラブの族長を演じてます。 これがとっても似合ってるんですよ。 コスプレに見えない。 かなり男臭いドラマだった記憶のある、こ…
「コーマ」(1978) これも子供の頃に雑誌スクリーンでポスターを見て以来、気になってた作品。 だって天井から吊るされた人たちが並ぶ薄暗い部屋なんですよ。 (下に貼ったポスター参照) ワクワクするじゃないですか。 きっとかっこいい近未来SFだって思うじ…
70年代の大スター、アル・パチーノ。 80年代以降も定期的に出演して、比較的質の高い映画に出続けてます。 そんな彼の人気絶頂期の一本が、この「狼たちの午後」(1975製作/1976日本公開) 原題は「犬の日の午後」。これは猛夏の昼下がりってことです。 犬が…
シルベスター・スタローンって、時々、イメージチェンジを狙うフシがありました。 ただの人の良いタフガイから、ちょっとお笑いが入ってたり、インテリだったり、SFだったり。 刑事・警察ものだけでも、「ナイトホークス」(1981)の変装が得意な捜査官、「…
オープニングのラッドカンパニーのロゴが懐かしいです。 そんな懐かしいロゴから始まる「白いドレスの女」(1981製作/1982日本公開)。 監督のローレンス・カスダンが「スターウォーズ・帝国の逆襲」(1980)や「レイダース・失われた聖櫃」(1981)の脚本家…
「女囚701号/サソリ」(1972)は、正確には僕の世代の映画ではありません。 映画ヲタクになって、この映画のカルト的な人気を知りました。 クエンティン・タランティーノがこの映画の熱狂的なファンで、この映画の主題歌を「キル・ビル vol1」(2003)で使っ…
史実が虚構と入り交じる話って面白いですよね。 歴史上の人物が、実はこんなことをしていた、みたいなSF。アニメの「文豪ストレイ・ドッグ」と似たような系譜なのかな? 「帝都物語」(1988)はまさにそんな一編。 登場人物の大半は歴史上の実在人物。彼らが…
男の美学とバイオレンス。 中二病ってそういうの好きですよね。 当然、僕も憧れました。 男の美学とバイオレンスにまみれた映画と言えば、サム・ペキンパー。 だから僕の世代の男の子の映画ファンって、一度はサム・ペキンパーに憧れるんじゃないんでしょう…
僕が子供の頃はポール・ニューマンは大スターでしたが、僕が中学生を過ぎる頃には出演作も少なめになってきて、やや外れの映画が多くなってきた時期だったように思えます。 そんな時期に見たのが「スクープ・悪意の不在」(1981製作/1982日本公開)。 実は、…
あの時、つまらなっかた映画は本当につまらない映画なのか?を検証するシリーズはまだまだ続きます。 今回はシルベスター・スタローンとマイケル・ケイン主演の戦争映画「勝利への脱出」(1981)。 これも今回PRIME VIDEOの100円セールでポチるまで、「気が…
「スターウォーズ」(1977)に始まったSFブーム。そのブームの中で有象無象のSF映画が作られました。その中で作られたSF映画が「タイム・アフター・タイム」(1979製作/1981日本公開)。 タイムトラベル物で、19世紀のロンドンと現代(20世紀)のサンフラン…
戦争映画って大体、第二次世界大戦とかベトナム戦争とか、実際にあった戦争を舞台にしたものが多いと思うんですが、たまに傭兵が描かれる映画が作られます。 中学生~高校生ぐらいって、そういう傭兵がカッコいいっていう中二病的な発想になる年頃。 そんな…
「羊たちの沈黙」(1991)のレクター博士で世界的な俳優となったアンソニー・ホプキンス。 でも彼は若い頃から、映画ファンの間ではそこそこ名が知れた、地味目の俳優でした。 そんな若かりし頃の彼が主演したのが今回レビューする「マジック」(1979)。 当…