パグ太郎の<昭和の妖しい映画目撃者>

昭和の映画目撃談&時々その他いろいろ

パニック

【ブラック・サンデー】渋い男の隙間のないサスペンス

最近続いてる70年代サスペンス佳作シリーズ。 僕の世代の映画好きには幻の一本として記憶されてるのが「ブラック・サンデー」(1977製作/日本未公開)。 テロを扱った映画だったからか、謎の過激派組織からの上映中止の脅迫状が原因で、公開が取り止めになっ…

【ジェット・ローラー・コースター】正体不明の犯人と冴えない中年オヤジが盛り上げるサスペンス

70年代って小作品だけど、良質なサスペンス作品が多かった気がします。 大スターを使うわけではなく、内容で勝負するような作品ですね。 そんな一本が今回レビューする「ジェット・ローラー・コースター」(1977)。 劇場では見ていませんが、中学生か高校生…

【恐竜・怪鳥の伝説】主役がとっても残念な日本流ジョーズ???

小学生の時、今は亡き豊富東映という、東映映画の封切館に掲げて立った看板を見ながら、こう思ったんです。 「怪獣じゃなくて、恐竜と怪鳥じゃ、ちょっとなぁ」 タイトルもストレート過ぎて、子供へのアピールが全然足りない気がしました。 その映画っていう…

【ブロブ/宇宙からの不明物体】怪物キャーキャー映画だと思ったら、意外に練られてた話だった

落下した物体から出てきた人食いアメーバーが小さな町を襲う。 それが「ブロブ/宇宙からの不明物体」(1988製作/1989日本公開) プロットとしては「トレマーズ」(1990)に似てますね。 どう考えてもB級映画の匂いしかしないプロット。 B級映画の典型的なキ…

【タワーリング・インフェルノ】これこそ、昭和の娯楽大作!

昭和の時代の僕らにとってパニック映画大作の代名詞と言えば「ポセンドン・アドベンチャー」(1972)と、この「タワーリング・インフェルノ」(1974製作/1975日本公開)。 ちなみにどっちのプロデューサーは、災害ドラマの帝王と言われたアーウィン・アレン…

【キングコング(1976)】70年代風の深みを与えようとして見事に失敗

キングコングって何度も映画に登場してますよね。 最初にキングコングが映画に登場したのは「キングコング」(1933)。 その後、続編、リメイク、リブート、ゴジラとのバトル、メカコングとの戦いといろいろと登場。オリジナル版だけでも1976年と2005年に2回…

【ピラニア(1978)】一番悪いのはピラニアじゃない!お前らだ!

「ジョーズ」(1975)の大ヒットにより、70年代後半から「動物パニック映画」が流行りました。 襲ってくるのが熊だったり、シャチだったり、タコだったり、無人の車だったり、と色々登場。 その中で本家「ジョーズ」のスピルバーグ監督も認めたと言われてる…

【東京湾炎上】僕らを救ってくれるのは誰だ?藤岡弘か?特撮か?いや、丹波哲郎だ!

今回、レビューするのは日本映画「東京湾炎上」(1975)。 「日本沈没」の大ヒットを受けて、邦画でもパニック映画が流行った時期に作られた一本です。 主演は我らのヒーローと言えばこの人、藤岡弘さんです。(まだ「、」がない頃) (あらすじ) 東京湾に…

【ピラニア2/殺人魚フライングキラー】自分のセンスのなさに今更脱帽

今回思い出を語るのは「ピラニア2/殺人魚フライングキラー」(1981製作/1982日本公開)です。 「グレムリン」のジョー・ダンテ監督のデビュー作「ピラニア」の続編です。 「ピラニア」は「JAWS」のヒットにあやかって量産された動物パニック物の一つ。 本家…

【テンタクルズ】サメだ、熊だ、無人の車だ、そしてタコだ!

今回取り上げるのは「テンタクルズ」(1977)。 ひなびたリゾート地に巨大なタコが襲ってくるっていう1977年の映画です。 (あらすじ) ひなびたリゾート地で人が次々と惨たらしい死体となって海で発見される謎の事件が発生。老新聞記者がその謎を追うと、地…