SF
「ロボコップ」(1987制作/1988日本公開)。 とっても位置付けに難しい映画です。 マニアックな映画というほどマイナーではなく、むしろみんなが知ってる映画。 でも同じ頃のSF映画「ブレードランナー」(1982)のような名作とか、完成度の高い作品という評…
70年代って、やたらSFやホラー映画が公開されてた印象があります。 (90%がB級かC級でしたけど) 僕の通っていた小学校の掲示板に、何故か時々映画のチラシが貼ってあったんです。 それも意外に教育的な映画じゃなく、娯楽作品が多かったんですよ。その上、た…
70年代のB級SFで、何故か記憶に残ってるのが「ドクター・モローの島」(1977製作/1978日本公開) 原作はH.G.ウェルズの古典SF「モロー博士の島」(1896)。 今までに3回映画化されてます。最初が「獣人島」(1933)、二回目がこの映画で、三回目は「D.N.A./…
「昭和の妖しい映画」という看板を掲げいて、この映画を素通りすることは出来ません。 中二病の心を熱く燃やした映画。 それが「デスレース2000年」(1975製作/1977日本公開)。 70年代B級娯楽作の金字塔(?) 勿論、カルト映画です。 しかし同じカルト映画…
男の子にとって、SFってメカですよね? かっこいい乗り物は無条件で憧れます。 だから昔のSF映画って、宣伝でそういうメカを全面に押し出してくるわけですよ。 日本独自のカッコいいイラストや、やっぱり日本オリジナルの内部構造解説とか出したり、カッコよ…
「スターウォーズ」(1977)から始まるSFブームの中でいくつか生まれたSFパロディの一つが「スペース・パイレーツ」(1984) 劇場では見てなくて、30年ぐらい前にレンタルビデオで借りて見たような気がします。 何故かお色気SF(?)「スタークラッシュ」(1…
きっとこうなるだろうなぁ、という展開がそのまま起こる映画、「処刑ライダー」(1986製作/1987日本公開)。 名前はオドロオドロしいですが、結構軽い映画です。 劇場公開前のプレビュー上映で見たんですが、その時の印象は・・・ 「箸にも棒にもかからない…
小学生の時、今は亡き豊富東映という、東映映画の封切館に掲げて立った看板を見ながら、こう思ったんです。 「怪獣じゃなくて、恐竜と怪鳥じゃ、ちょっとなぁ」 タイトルもストレート過ぎて、子供へのアピールが全然足りない気がしました。 その映画っていう…
「トワイライトゾーン/超次元の体験」(1983製作/1984日本公開)はスピルバーグ製作・監督という売り込みで大々的に宣伝されました。 実際はスピルバーグ監督を含む、当時の人気監督4人のオムニバス映画。 元ネタは1950年代の超有名テレビドラマ「トワイラ…
落下した物体から出てきた人食いアメーバーが小さな町を襲う。 それが「ブロブ/宇宙からの不明物体」(1988製作/1989日本公開) プロットとしては「トレマーズ」(1990)に似てますね。 どう考えてもB級映画の匂いしかしないプロット。 B級映画の典型的なキ…
70年代って、B級ホラーの邦題によく「悪魔」っていう冠詞をつけていた気がします。 「悪魔のシスター」(1973)、「悪魔の赤ちゃん」(1974)、「悪魔のいけにえ」(1974)「悪魔の沼」(1977)「悪魔の棲む家」(1979)などなど。どれも原題に「悪魔」なん…
史実が虚構と入り交じる話って面白いですよね。 歴史上の人物が、実はこんなことをしていた、みたいなSF。アニメの「文豪ストレイ・ドッグ」と似たような系譜なのかな? 「帝都物語」(1988)はまさにそんな一編。 登場人物の大半は歴史上の実在人物。彼らが…
「スターウォーズ」(1977)に始まったSFブーム。そのブームの中で有象無象のSF映画が作られました。その中で作られたSF映画が「タイム・アフター・タイム」(1979製作/1981日本公開)。 タイムトラベル物で、19世紀のロンドンと現代(20世紀)のサンフラン…
SFブーム中に公開された映画の一本「銀河伝説クルール」(1983製作/1984日本公開) よくあるB級娯楽映画の一本。 プライムビデオの100円セールで見かけるまで、その存在をすっかり忘れてました。 遠い記憶を辿ると、手裏剣みたい武器を持った主人公のイメージ…
僕の敬愛する監督、デヴィッド・クローネンバーグの出世作「スキャナーズ」(1981)。 彼はこの後、「ザ・フライ」(1986)を作ったりしますが、僕的には「ヴィデオドローム」(1983)や「裸のランチ」(1991)の不可解ぶりが好きてした。 今では作家性の高…
70年代ってディストピア映画が流行ってた気がします。 当時は公害問題や東西冷戦、フラワームーブメントの終焉などがあって、みんなが未来に不安を持ってたからでしょう。 (その頃、日本でも「ノストラダムスの大予言」が流行りましたねー) そんなディスト…
一応、未来世界を描いているのでSF映画ですが、映画マニアの分類は「カルト映画」。 それが「未来惑星ザルドス」(1974)。 SF映画・カルト映画マニアの間では超有名作ですが、僕がこの映画を初めて見たのは、実は一年前でした。 SF映画ファンを自認してるく…
当時、鳴り物入りで公開されたファンタジー映画「ネバーエンディングストーリー」(1984製作/1985日本公開)。 原作は海外では有名な童話(?)「終わりなき物語」。 で、当時の率直な感想は「????」 その感想は正しかったのか?それとも若気の至りだった…
「2001年宇宙の旅」(1969製作) 説明不要の名作ですね。 この映画をこのコラムで取り上げるのも、どうかと思います。 名作だけでなく、「オネアミスの翼」(1987)同様にレーザーディスクもブルーレイも持ってるし、何年に一度は見ている映画。 そんな映画を何…
「エヴァンゲリオン」のガイナックスの第一回長編アニメ、「オネアミスの翼」(1987製作)。 正直、このブログの趣旨である「僕的に怪しい映画を見てみた!」から外れています。 普通に良いアニメだし、レーザーディスクもDVDも持っていて、何年に一度は定期的…
子供の頃の特撮っていったらゴジラやウルトラマン、ガメラと並ぶヒーロー(?)が「大魔神」(1966)。 怒ると顔が変わるというアイディアはいろんなところに流用されました。 リアルタイムでは見てないんですが、子供の頃に繰り返しTVで放送していたので、…
10代に「スターウォーズ」(1977)から始まるSFブームの洗礼を受けた世代にとって、ちょっと甘酸っぱい思い出がある映画。 それが「さよならジュピター」(1984) 日本初の本格ハードSFという謳い文句で、製作段階から日本SF界のお歴々が名を連ねていました…
今回レビューするのは「ガンヘッド」(1989)。 日本発の本格巨大ロボットSF、らしいです。 裏設定も含めてハードSFってことで、マニアの間ではそこそこ有名な作品。 実はこの映画、今まで見たことがないんです。 正直に言えば何となく避けていました。 見た…
「ガメラ」シリーズの記念すべき第一作「大怪獣ガメラ」(1965)。 ちょっと今までレビューしてきた映画より古めですが、せっかく見たので簡単にレビューしたいと思います! (あらすじ) 北極に核爆弾を搭載した国籍不明機が墜落、爆弾が破裂した。この影響…
超能力ものって好きなんですよね。 だって超能力って中二病の夢じゃないですか。 超能力映画って結構ありますよね。 「キャリー」「炎の少女チャーリー」「AKIRA」「エスパイ」・・・ そんな中で、密かに推しの映画があります。 それが今回調査をした「フュ…
キングコングって何度も映画に登場してますよね。 最初にキングコングが映画に登場したのは「キングコング」(1933)。 その後、続編、リメイク、リブート、ゴジラとのバトル、メカコングとの戦いといろいろと登場。オリジナル版だけでも1976年と2005年に2回…
「ローラーボール」(1975)。 近未来、管理社会となった世界では、合法的に殺人ゲームが行われていた・・・ もうこれだけで中二病を熱くさせるものがありますよね。 僕もそんな設定に熱くなった一人です。(当時は小学生でしたが) 劇場では見れなかったの…
今回レビューしたのはショーン・コネリー主演のSF映画「アウトランド」(1981)。 「スターウォーズ」に始まる昭和のSF映画ブームの中で作られた一本です。 だけど、ショーン・コネリーのフィルモグラフィーの中で埋もれてしまっている一本だと思います。 い…
80年代の妖しい映画と言えばジョン・カーペンター。 このブログでは初監督作品「ダークスター」と製作総指揮をした「フィラデルフィア・エクスペリメント」を取り上げました。 pagutaro-yokohama55.hatenablog.com pagutaro-yokohama55.hatenablog.com しか…
【東京湾炎上】の時に、ちょこっと題名を出した【ブルークリスマス】(1978)。 侵略物のSF映画ですが、特撮らしい特撮は一切出てきません。 でもれっきとしたSF映画です。 そして政治スリラーでもあります。 (あらすじ) 世界各地でUFOが出現し、目撃者の…