ホラー
超ベストセラーホラー作家、スティーブン・キング。 本の売り上げだけでなく、出す小説が全て映画化されてるんじゃないか?って思うほど彼の本が原作の映画はたくさんあります。 その中には処女作「キャリー」(1976)を始め、「シャイニング」(1980)、「…
映画を見てトラウマになることがあります。 僕にとって、封切りの時に見た「イレイザーヘッド」(1977)や「ゾンビ」(1978)はそれに当たります。 今回レビューする「世にも怪奇な物語」(1968)もそんな一本。 小学校低学年の時に、祖母の家の板の間に寝転…
世の中には言われないと思い出せないってものがあります。 映画もしかり。 見た映画を全部覚えてて、そらで言えるはずもなく、言われて記憶の奥底からゴソゴソ出してくるような映画はたくさんあります。 そんな映画は、暇な時にサブスクの映画リストをくまな…
ジョン・カーペンター監督の映画って、見終わった後に「やっぱりB級(以下)だったかぁ」っていう思いをすることが本当に多いんですよ。 でもね、それでもついつい見ちゃうんです。 「男には負けると分かっていても、行かなきゃいけない戦いがある」 それと…
今回は前回のダン・オバノンつながりで。 取り上げるのは子供の時に見たくて、見たくて仕方がなかったゾンビ映画「ゾンゲリア」(1981)。 本当に見たくて、見たくて仕方なかったんですよ。 だって脚本はあのダン・オバノン。 有名な、看護婦が包帯グルグル…
「エイリアン」(1979)の脚本家、奇才ダン・オバノンが監督・脚本を担当したゾンビ映画。 それが「バタリアン」(1985製作/1986日本公開) ポスターを見た時から、ジョージ・A・ロメロのゾンビシリーズとはちょっと違うなぁ、というのは薄々感じてました。 …
封切時に見た時は、かなりガッカリした映画として記憶されてる「ゴーストバスターズ」(1984) 1985年の正月映画はこの映画と、「グレムリン」(1984)と「ゴジラ」(1984)というSF/ファンタジー映画が目玉でした。 当時購読していたSF雑誌スターログでも、こ…
公開当時、新感覚のホラー映画として宣伝された「ファンタズム」(1979) SF/ホラー映画にどっぷりつかっていた当時の僕は、当然劇場に足を運びました。 場所は今も昭和の繁華街・柳ヶ瀬で唯一、昭和の時代から生き残っているロイヤル劇場。(今は名画座) …
70年代のB級SFで、何故か記憶に残ってるのが「ドクター・モローの島」(1977製作/1978日本公開) 原作はH.G.ウェルズの古典SF「モロー博士の島」(1896)。 今までに3回映画化されてます。最初が「獣人島」(1933)、二回目がこの映画で、三回目は「D.N.A./…
昭和の時代に、一時ブームとなったキョンシー。 その火付け役となったのが香港映画「霊幻道士」(1985製作/1986日本公開)。 香港娯楽映画の最盛期の作品。 60-70年代の香港娯楽作にあった妙な安っぽさや、泥臭いギャグだけの路線から進化してます。 当時、…
世の中には、見終わった後に「何でこんな映画見ちゃったんだろ?」という気持ちにさせる映画があります。 それが例えばグロかった、とか、コメディなのに笑えなかったとか、話が訳わならないとか、いろいろ理由はあります。 その中で最悪なのは・・・ これっ…
ホラー映画が流行った80年代、ガチで怖がらせるホラーじゃなくて、「バタリアン」(1985)みたいに笑えるホラーや家族で楽しめるホラーなんていうのも出てきました。 今回レビューする「フライトナイト」(1985)はそんな一本。 青春ドラマ風の吸血鬼モノ。 …
「サスペリア」(1977)のダリオ・アルジェント監督のサスペンス映画「サスペリアPART2」(1975) 「ダリオ・アルジェント監督の最高傑作」と評する人もいるほどの作品です。 初公開時に劇場で見た時は、残酷シーンばっかり記憶に残って肝心な話がさっぱり残…
ハロウィンシリーズ第三弾「ハロウィンⅢ」(1982)。 これも我が家のホームドクターが貸してくれたブルーレイで見ました。 ちなみにこの映画は日本未公開。 この次の「ハロウィン4ブギーマンの復活」(1988)、「ハロウィン5 ブギーマンの逆襲」(1989)、…
以前、オリジナル版の「ハロウィン(1978)」(1978)を貸してくれた我が家のホームドクターが一緒に貸してくれたのが、正統な続編「ハロウィンⅡ(オリジナル版)」(1981製作/1982日本公開)。 pagutaro-yokohama55.hatenablog.com 劇場公開時のタイトルは何…
70年代って、B級ホラーの邦題によく「悪魔」っていう冠詞をつけていた気がします。 「悪魔のシスター」(1973)、「悪魔の赤ちゃん」(1974)、「悪魔のいけにえ」(1974)「悪魔の沼」(1977)「悪魔の棲む家」(1979)などなど。どれも原題に「悪魔」なん…
「決して一人では見ないで下さい」 公開当時、このキャッチコビーがめちゃめちゃ流行りました。 当時の怪物番組「8時だよ、全員集合!」でもパロディにされてたぐらいです。 (確か、志村さんか加藤さんがいかりや長介さんの顔を指差して、「決して一人では見…
「羊たちの沈黙」(1991)のレクター博士で世界的な俳優となったアンソニー・ホプキンス。 でも彼は若い頃から、映画ファンの間ではそこそこ名が知れた、地味目の俳優でした。 そんな若かりし頃の彼が主演したのが今回レビューする「マジック」(1979)。 当…
「悪魔のいけにえ」(1974)で、従来にないソリッド且つ直線的な残酷描写で、一躍有名になったトビー・フーバー監督。 彼が「悪魔のいけにえ」の次に撮ったのが、今回レビューする「悪魔の沼」(1977)。 ま、タイトルから分かる通り、これもホラー系映画で…
今回取り上げるのはジョン・カーペンター監督作「ゴーストハンターズ」(1986製作/1987日本公開)。 当時ヒットした「ゴーストバスターズ」(1984)にあやかったようなタイトルですが、現代は「Big Trouble in Little China」と全く関係ありません。 典型的…
「ハロウィン」(1978製作/1979日本公開) ジョン・カーペンター監督の出世作。 ジョン・カーペンター好きを自認してるのに、実はこの映画もキチンと正座して最初から最後まで全編通して見たことがありませんでした。 エセファンですね。 ごめんなさい。 今…
当時、「ポルターガイスト」(1982)を観た時は、めっちゃ面白くて、満足したおぼえがあります。 そんな映画を今回、PRIME VIDEOの100円レンタルで見ました。これも実に40年ぶりです! (あらすじ) 大規模開発の新興住宅地。開発会社のトップ営業マン一家は、…
ネタとして有名な80年代のホラー映画って、何度もテレビで片手間に見てたりするんで、なんとなく見た気になってるものも多いんです。 よく考えたら、最初から最後までちゃんと通して見たことがなかったりします。 かの有名な「エルム街の悪夢」(1984製作/198…
今回の映画は「フェノミナ」(1985)。 監督はイタリアン・ホラーの芸術家、ダリオ・アルジェント。 70年代に映画を見始めた人にとって忘れられない「サスペリア」(1977)の監督で、日本でも彼のマニアは多いです。 ダリオ・アルジェントと言えば、ゴブリン…
「ゾンビ」(1979)の世界的ヒットで、ゾンビブームが起こりました。 当然、柳の下の二匹目のドジョウを狙った作品も多かったわけで、その中の一本が「サンゲリア」(1979製作/1980日本公開)。 製作はイタリア。 監督はホラーマニアの支持が熱いB級の巨匠…
今回レビューするのは「エンゼル・ハート」(1987)。 監督のアラン・パーカー、主演のミッキー・ローク共にキャリアのピーク時に作られた作品です。 原作の話題性もあって、公開当時はそれなりに話題を集めてました。 最近はすっかり忘れられているようなの…
吸血鬼映画って、90年代ぐらいから貴族色が強くなった気がします。 元々、ドラキュラ伯爵=貴族でしたが、家族はいなし、手下は妖怪みたいな吸血鬼でした。 でも「インタビュー・ウイズ・バンパイア」(1994)や「アンダーワールド」(2003)「ブレイド」(1…
外国映画って時々、原題とは関係のない、とんでもない邦題を付けられます。 特にホラー映画はその傾向が強いんじゃないでしょうか。 サム・ライム監督「Evil Dead」は「死霊のはらわた」だし、ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビシリーズの三作目「Day of the …
今回は「狼男アメリカン」(1981製作/1982日本公開)。 前々回が「カリギュラ」(エロ)→ 前回が「キャットピープル」(エロ/変身)、ということで今回は「狼男アメリカン」(変身)にしてみました。連想ゲームです。 81~82年の変身物三作目です。 (あらす…
今回は「キャットピープル」(1982)。 1942年の映画のリメイクです。 当時、人気急上昇中だったナスターシャ・キンスキー主演のエロティックホラーという売り込みでした。 前回、「最近、エロポイントがある映画のレビューが多いので、今度はそっちも軌道修…