パグ太郎の<昭和の妖しい映画目撃者>

昭和の映画目撃談&時々その他いろいろ

【ムーの旅】青森探索 ③

最終日の3日目は、意外とフツーでした。

 

青森は朝から土砂降り。

まずはサッカーファンなら外せない青森山田高校を車の中から見て、縄文時代三内丸山遺跡へ。

 

三内丸山遺跡は当時の建物をたくさん再現してて、縄文時代の遺跡の中ではかなり大きい方じゃないでしょうか。


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お目当ては再現された大きな櫓。


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土器とかの遺物を洗浄・修復するラボも外から見せてくれるんですよ。

見学者にかなり手厚いです。

 

そんなこんなでサクッと見終わるつもりが、結構長居しちゃいました。

(お土産コーナーで土偶ガシャポンも回してたし)

 

次は丸山遺跡のすぐそばにある青森県立美術館

ここの目的は草間彌生さんと成田亨さん。

 

草間さんは言わずもがな、世界的アーティスト。

彼女の作品を直接見たことがなかったので、これはチャンスと思いました。

どの作品も、ついつい見入っちゃうんですよ。

不思議な魅力がありました。

 

そして何よりも見たかったのは、成田亨さんの原画

ウルトラQ」(1966)、「ウルトラマン」(1966-67)、「ウルトラセブン」(1967-68)のデザイナーです。

今回はシン・ウルトラマンとタイアップしてるのか、展示品のほとんどが「ウルトラマン」関連でした。

没になった脚本で出てる予定の怪獣のデザインも見れました。

 

あと僕が大好きなケムール人(ウルトラQの原画が見れたのは僥倖です。

 

勿論、ミュージアムショップで成田さんの全作品集を買いました!



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ついつい勢いで「シン・ウルトラマン」(2022)の設定資料集(デザインワークス)も買ってしまいました。


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↑ 成田亨さんのデザインを集めたクリアファイル

 

あと、この美術館にはシャガールがバレエ「アレコ」のために描いた舞台背景画が4枚飾ってあるんです。

とにかく巨大で壮観。

この絵だけの吹き抜けの部屋があって、各面の高いところに1枚づつかけてあるんですよ。その中にいると絵に埋もれてる感じでした。

この絵はフィラデルフィア美術館から貸与されているもので、2023年3月末までの展示だそうです。

 

美術館を後にして、次はねぶたのミュージアム「ねぶたの家 ワ・ラッセ

ここで実物のねぶたを見た後で、お昼を食べたら、青森最後の訪問場所、八甲田山雪中行軍遭難資料館へ。

僕らの世代だと映画「八甲田山」(1977)が有名ですよね。

 

「天は我々を見放した」

 

このキャッチコピーと共に過酷な状況をトラウマになるぐらい見せつける映画でした。

その映画は実際にあった世界山岳史に残る大規模遭難(1902年/199名死亡、生存11名)の映画化でした。

遭難場所は青森の八甲田山、遭難したのは当時の青森歩兵第5連隊。

 

資料館は犠牲者が眠る旧陸軍墓地にあります。

こじんまりとした資料館ですが、あの映画を見た人には見応えあると思います。

裏手にある墓地には、遭難事件の犠牲者をまとめている墓所がありました。

広大な芝生の場所に、同じ形の小さめの墓石が碁盤の目のように綺麗に並んでいる様は、アメリカの墓地みたいでした。

 

これで全ての旅が終了

 

帰りは新青森駅から新幹線に乗ったんですが、構内にはこんななぶたが。


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遮光土偶好き(ムー好き)には堪らないです。

 

で、今回のお土産は・・・



遮光土偶の置物と、縄文土偶のガチャポン。

ガチャポンは一回300円でした。


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どんだけ土偶好きなんだか(笑)

 

そして帰りに飲んだりんごジュース。


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青森、楽しかったです。

寺山修司記念館や三沢航空科学館にも行けてないので、機会があればまた訪れたいです。

 

おしまい