パグ太郎の<昭和の妖しい映画目撃者>

昭和の映画目撃談&時々その他いろいろ

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【大魔神】昭和の日本映画の底力が見れる傑作特撮

子供の頃の特撮っていったらゴジラやウルトラマン、ガメラと並ぶヒーロー(?)が「大魔神」(1966)。 怒ると顔が変わるというアイディアはいろんなところに流用されました。 リアルタイムでは見てないんですが、子供の頃に繰り返しTVで放送していたので、…

【カメレオンマン】フェイクドキュメンタリーのお手本

ちょっと今までとは毛色の違う映画を。 ウッディ・アレンの「カメレオンマン」(製作1984/日本公開1985)。 ウッディ・アレンって大昔はちょっとバタ臭いコメディアン兼コメディ作家だったのに、「アニーホール」(1977)でアカデミー監督賞を取ってから、日…

【パラダイス・アレイ】スタローン初期の人情物。戦わないスタローンも良い?

今やアクションスターの大御所として語られるシルベスター・スタローン。 彼はチョイ役・脇役の長い下積時代を経て、「ロッキー」(1976)で一躍注目されました。 そんな彼の人情ドラマ「パラダイス・アレイ」(1978)をご存じでしょうか。 彼の半自伝とも言…

【ゴールド(1974)】ロジャー・ムーアが007に見える”パニック映画”

ロジャー・ムーアって007以外の印象って薄いんですが、結構いろんな映画に出てます。 そんな一本が「ゴールド」(1974製作/1975日本公開) 「007/死ぬのは奴らだ」(1973)の翌年に出演した映画です。 日本では「パニック映画」っていうカテゴリーで宣伝され…

【サンゲリア】イタリア製のカルトゾンビ映画と言われてるが・・・

「ゾンビ」(1979)の世界的ヒットで、ゾンビブームが起こりました。 当然、柳の下の二匹目のドジョウを狙った作品も多かったわけで、その中の一本が「サンゲリア」(1979製作/1980日本公開)。 製作はイタリア。 監督はホラーマニアの支持が熱いB級の巨匠…

【さよならジュピター】心意気は買うが、謎のゆるい展開が映画をダメに

10代に「スターウォーズ」(1977)から始まるSFブームの洗礼を受けた世代にとって、ちょっと甘酸っぱい思い出がある映画。 それが「さよならジュピター」(1984) 日本初の本格ハードSFという謳い文句で、製作段階から日本SF界のお歴々が名を連ねていました…

【ミッドナイトクロス】ジョン・トラボルタ低迷期の隠れた名作

ジョン・トラボルタって「サタデーナイト・フィーバー」(1977)と「グリース」(1978)で一躍注目されたものの、その後は急失速。 いろいろな映画にトライしたものの、タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」(1994)までパっとしませんでした。 で…